ピアノ教則本について前回の記事で最後に少し触れたウィーン郊外でのレッスンが始まり、今回は新しい教則本も取り入れたのでその感想など。
前回の記事はこちら↓
新規申し込みの生徒さん
さっそく1回目のレッスンを楽しみにしていましたが、先月の下州オーストリアNÖの洪水被害が大きかった地域で残念ながらその週のレッスンは全て中止となりました。
ただ私もその前の週から風邪だかインフルだかコロナだかで寝込んでいたので不謹慎ながらちょうど良かったです・・・
そして先週からようやくレッスンが始まりました。
- 一番小さな生徒さんは先週5歳になったばかりの男の子
- 小中の生徒さんが6名
- 大人の生徒さんが2名
あと幼稚園の女の子が1人まだ始めるか分からないけど全くじっとしていられないのでどうだろう・・・
小さな初心者生徒さん
だいたい1回目のレッスンはインタビューやお試し的な感じで教則本もその時に決める事が多いです。今回は初めてピアノに触れる子も多く、数名の男の子はバスティンのオールインワンでスタートする事にしました。
一番最初の Primer A 五線なしの方です。
大きめに書かれた内容も見やすく、イラストも楽しくて男の子も興味津々。そして私個人的には紙質が気に入ってます。

バスティン・オールインワン
大人の生徒さん
大人の生徒さんはコチラ↓のバスティン
最初にパラパラとやってみただけですが、合いそうだったのでお勧めしたらすごく気に入ってもらえた様で1人の生徒さんはその翌日には購入したとの事。やる気満々で素晴らしい!
もう1人の生徒さんは過去にピアノをやっていたけどつまらなくなってやめてしまい、今度はクラシック以外の楽しい曲が弾きたいと申し込みされた方。この方も同じバスティンですが譜面はすでに読めて進むのも早そうなので後半くらいから始める事に。と思ったらすでに2巻も注文したそうです!こちらも素晴らしい!簡単なコードの勉強もできてクラシック以外の曲も学べるのでぴったりだと思います。

引き継ぎの小さな生徒さん
2名の小さな生徒さんはピアノ歴約1年。前の先生が使っていたホイマンの有名なピアノキッズを持って来たのでそれを引き続き使う事にしました。私も昔レッスンで時々使っていましたが最近はほとんど使う事がありませんでした。
ただその2人の前先生、どうやらイチから教えると言う訳ではなくいきなり本の真ん中の方から始めたりほぼ最後の方の曲をやらせたりしていた様で、2人共が例えば休符をちゃんと理解していなかったり、指のポジションも難しかったり、あとはめちゃくちゃ手に変な癖がついていて(何も直されなかったのか非常に気になるところです)ものすごい弾き方をしているのです😱
こういうケースは最初は苦労しそうですがのんびり少しづつその都度直していく事にします・・・
兄弟レッスン
同時にピアノをスタートした兄弟くん。二人ともピアノを触るのは初めてです。教本を悩みましたが、お兄ちゃんは前述のバスティン・オールインワン。弟はアルフレッドで始める事にしました。日本ではバスティンの方が有名だと思いますがバスティンもアルフレッドもかなり似ていて最初は五線なしの両手で黒鍵から始めます。大まかに違いは
- 白鍵が出てきた時の左手のポジション
- 見開きページでの学習の仕方
バスティンは左右見開きで例えば左ページは左手の学習・右ページは右手の学習で色分けもされているページが多いのに対してアルフレッドは1ページの中で右手も左手も学習します。
- 五線が出てくるページ
バスティン・オールインワンのPrimer Aは最後まで五線が出てきません。アルフレッドは本の3分の2を過ぎた辺りから五線が登場します。
ページ数はどちらもほぼ同じくらい。
以上です。
兄弟であまりにも違いすぎるメソッドも全く同じ教則本も避けたかったのでこれでしばらく進めていく予定です。

1巻は横型
2巻から縦型
3巻まであります
挿絵は少し優し目な感じ
と言う訳で無事レッスンがスタートしました。
山の中の小さな町、空気も良くて素晴らしい環境で新しい生徒さん達と一緒に私もワクワクしています😃
新しい教則本の進行具合や感想などまたレポートします。
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